弊社では見積書の発行にトヨクモ株式会社さんが提供している「プリントクリエイター」を活用しています。
kintone(キントーン)のアプリ画面からボタン一つで帳票出力できるところがとても便利です。
帳票を作成する際、見積書に記載する商品が多いと1枚でおさまらない場合があるかと思います。
そんな時はあらかじめ「複数枚帳票」を設定しておけば、複数枚にわたる帳票も簡単に発行することができます。
今回は、複数枚つづりの帳票を出力する方法をご紹介したいと思います。
利用例
kintoneの[見積書]アプリで見積書を作成する場合、商品数が多いと、1枚の見積書に収まらないケースが出るかと思います。そんな時のために、商品数が多い場合でも対応できる2枚つづりの見積書を発行できるようにしたいと思います。
【見積書アプリ】
▼詳しい設定方法はプリントクリエイターWEBページをご覧ください。
・プリントクリエイターのはじめ方
・複数枚帳票の設定方法
プリントクリエイターで複数枚帳票を作成する
それでは、プリントクリエイターで複数枚帳票の設定をしていきたいと思います。
1.2枚つづり帳票の、1枚目、2枚目にあたるページを別々に作成します。
レイアウト作成の際にポイントとなるのが、テーブル部分の設定です。
今回使用するkintoneの[見積書]アプリでは、「項目」「数量」「単位」「金額」の4つのフィールドがテーブル内に入っています。この4フィールドを帳票レイアウトで配置する際、テーブルの表示件数の設定が必要です。
表示件数は、背景PDFの枠の数に合うように設定します。
今回使用する背景PDFの場合ですと、1枚目の表示件数は「1行から8行まで」、2枚目は「9行から24行まで」になります。
【帳票レイアウト(1枚目)】
【帳票レイアウト(2枚目)】
2.1枚目、2枚目を利用し、複数枚帳票を作成します。
「複数枚帳票の登録」をクリックします。
「帳票一覧」で先ほど作成した1枚目、2枚目の帳票を選択し、「登録」ボタンをクリックします。
3.「JavaScriptの更新」をクリックします。
4.kintoneの[見積書]アプリに、「2枚もの」が追加されました。
実際に出力してみる
「2枚もの」を選択し「出力」ボタンを押すと、2ページ分の帳票が出力されました!
3枚以上の帳票も、同じ流れで簡単に設定ができます。
今回作成した見積書のように項目が多い場合だけでなく、納品書と請求書をまとめて2枚つづりで発行するなど、業務内容に適したオリジナルな帳票作成ができそうですね。
▼プリントクリエイターは無料のトライアル版が公開されていますので、是非お試しください。
プリントクリエイター
弊社では初回開発無料の定額39万円でkintoneアプリを開発する定額型開発サービス「システム39」を提供しております。kintoneの導入やアプリ開発でお困りな方は、お気軽にご相談ください。