株式会社ジョイゾー
〒135-0016 
東京都江東区東陽4-10-4東陽町SHビル7階
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2023.05.25 NEWS

ジョイゾー、7代目タイガーマスクプロジェクトにおいて養護施設出身者向けの自立支援プログラムの実施を決定

株式会社ジョイゾー(本社:東京都江東区、代表取締役社⻑:四宮 靖隆 以下、ジョイゾー)は、株式会社ARCOBALENO(本社:東京都千代田区、代表取締役:東出 忠昌 以下、ARCOBALENO)が企画、運営を行う「7代目タイガーマスクプロジェクト」において、養護施設出身者向けの自立支援プログラムの実施を支援いたします。 初代タイガーマスク佐山聡氏は現役時代より継続して養護施設・福祉施設に向けた支援活動を行ってきました。
「7代目タイガーマスクプロジェクト」は未来ある子どもたちへの支援活動という思いを7代目タイガーマスクとしてK-1 WORLD GP 三階級制覇世界王者の格闘家、武尊氏が継承し、養護施設出身者の自立支援を実施していく活動となります。ジョイゾーはITリテラシーの向上やプログラミング講義、社会人としてのワークスタイルなど、自立に必要なスキルアップを支援いたします。

 

■本件のポイント

・児童養護施設は18歳という年齢制限があり、18歳を越えれば自立して生きることを迫られる

・退所後、生活費や学費問題から生活が不安定となり、自立して生活することに課題がある

・基金設立によって、子供達が自立して生活できる支援を実施する

・子供達の視野を広げる取り組みとして、スキルアップ授業を民間企業が支援する

プロジェクトの背景〜養護施設の現状と課題〜

日本では金銭問題や人的課題、家庭環境など様々な理由で保護者と暮らすことができない子どもが約4万2千人います。
厚生労働省調査の「社会的養育の現状と課題(令和2年4月)」によると、そのうち、施設養護が約2万7千人、里親が約6千人となっており、総計で3万人を超える子どもたちが支援を受けています。

厚生労働省「社会的養育の推進に向けて」令和4年3月,5ページ


その中でも養護施設の子どもたちは、学習や生活面など様々な課題に直面しています。課題としては主に以下のような3点が挙げられます。

①入所制限18歳の壁
養護施設はこれまで、入所期間が原則18歳(最長22歳、2024年法改正によって撤廃予定)までと定められており、その後は自立して生活する必要がありました。住居や携帯電話などの契約、学校への入学、奨学金など「連帯保証人」「身元保証人」「緊急連絡先」等が必要となりますが、こういった保証人を立てることは養護施設出身者にとって容易ではありません。

②進学に伴う学費問題
日本の高等教育機関の学費は、国立大学では年間約50万円、専門学校では年間約125万円と言われています。住居費などと合わせて考えると、親元からの支援を受けられない養護施設の子どもたちにとっては大きなハードルとなります。こうした背景から高卒での就職を選ぶ養護施設出身の子どもたちが全体の約5割と多い現状があります。(厚生労働省「児童養護施設等への入所措置や里親委託等が解除された者の実態把握に関する全国調査」令和3年3月より)


③離職率の高さ
就職できた場合にも課題はあります。施設を離れ独り立ちして生活をしていく中で、前述した契約の難しさや金銭問題、社会生活とのギャップからバランスを崩し、退職してしまうケースは少なくありません。約4割が就職から1年未満で離職していると調査結果が出ています。(東京都福祉保健局「児童養護施設等退所者の実態調査結果」令和4年1月より)養護施設出身者の多くは保証人を立てられない環境にあるため、離職によって住居の確保や生活インフラの契約などに影響が出ることもあります。

これらの困難を抱える子どもたちを支援するために、養護施設では、学習支援/生活支援/心理的支援など、様々な取り組みを行っています。また、子どもたちが家庭や地域社会で自立して暮らせるように、自立支援も行っています。しかし、子どもに対しての施設数の不足など、養護施設自体にも課題があります。その中でも希望する子どもが施設に入所できない状況や、職員の不足から十分な支援をできない場合もあり、養護施設単独で全ての子どもたちを支援することは難しい状況にあります。

養護施設は、様々な理由で保護者から離れる必要があった子どもたちにとって、最後の砦です。子どもたちが健やかに成長し、自立して暮らせるように、養護施設の支援を充実させることは社会全体の課題と言えます。

■7代目タイガーマスクプロジェクトについて〜武尊氏による継承と自立支援の取り組み〜

7代目タイガーマスクプロジェクトはプロレスラーであり格闘家の佐山聡氏(初代タイガーマスク)の養護施設/福祉施設の子どもたちに対する思いを継承することを目的に、スタートしました。今回、「ラオス教育支援プロジェクト」など学校訪問や養護施設への寄付などの支援活動を行ってきたK-1 WORLD GP 三階級制覇世界王者の格闘家である武尊氏が7代目タイガーマスクとなり、養護施設出身者への自立支援を中心に支援を行っていきます。

支援では、子どもたちの退所後の支援を軸として、以下のような支援を実施します。

①スーツやパソコン、家電など、自立に必要な物品の寄付

②自立に必要なスキルアップ授業の実施

③養護施設の状況調査、発信

④募金活動

持続可能な形で上記の取り組みを行うために、基金を設立予定です。(詳細は追って発表します。)

7代目タイガーマスクプロジェクトロゴ

ジョイゾーの支援内容〜IT関連スキルアップとキャリア教育〜

ジョイゾーは「自立に必要なスキルアップ」を支援いたします。ノーコードツールであるクラウドサービス「kintone(キントーン)」を用いたシステム開発会社として10年以上にわたって蓄積したノウハウをもとに、養護施設退所後に自立して生活することができる実践的なスキル習得を支援します。

また教育サービスの運営や子ども向け職業体験「プログラムアウトオブキッザニア」へのプログラム提供を行なってきた経験から、子どもたちに向けた基本的なITリテラシーやプログラミング講習など将来の職業選択を見据えたサポートも実施して参ります。

(過去実施した職業体験プログラムについてはこちらもご覧ください。https://note.com/joyzojp/n/n11133623a45e)

ジョイゾーが実施してきた職業体験の様子

■養護施設を支援する意義

養護施設出身者に対する自立支援の取り組みは、彼らが経済的、社会的困難に陥るのを防ぎ、健全で充実した生活を送れるようにするために非常に重要です。
就労支援、住居支援、経済的支援など、養護施設出身者が自立した生活を送るための基盤を築くのに必要な支援ですが、養護施設単独でこういった体制を築くことは容易ではありません。同時に寄付や善意の行動だけに頼る体制では、その持続性に難点があります。

養護施設出身者を持続可能な形で支援できる仕組みをつくりあげることで、社会の一員として活躍してもらえるようサポートすることが本プロジェクトの大きな意義となります。行政、民間を問わず、子どもたちの支援を行うことは、社会の未来を作り上げていく行動です。

株式会社ジョイゾーは本プロジェクトへの参画によって、一人でも多くの子どもたちが自らの未来を諦めず、成長できるように支援してまいります。

7代目タイガーマスクプロジェクト記者発表会における武尊氏(中央)とジョイゾー四宮靖隆(右)

基本情報

企業名:株式会社ARCOBALENO

設⽴ :2019年4月

代表者:代表取締役 東出 忠昌

所在地:東京都千代田区外神田3-3-3 秋葉原槇町ビル5階

URL : https://arcobaleno.inc/

 

企業名:株式会社ジョイゾー 

設⽴ :2010年12⽉ 

代表者:代表取締役 四宮 靖隆 

所在地:東京都江東区東陽4-10-4 東陽町SHビル7F 

URL : https://www.joyzo.co.jp/ 

概要 :ジョイゾーはサイボウズ社が提供する「kintone(キントーン)」を活用し、お客様の課題を解決するシステムの開発、サービスのご提供を主体とする会社です。 社員全員がkintoneのスペシャリストとして、1100件を超える対応実績をもとにお客様にとって「価値のある」システムの開発支援を行います。

 

本件に関するお問い合わせ:以下のフォームからお問い合わせが可能です。

             https://www.joyzo.co.jp/contact/

             お問い合わせ種類は「その他」をご選択ください。

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