横山産業株式会社 様
製造業、不動産業
ENJOY YOUR WORLD.
将来的にはDXリテラシーを組織全体に浸透させ、自分たちの現場の課題は自力でクリアできるような「社員全員、情シス」と言える状態に成長したいと考えています
当社は昭和39年にコンクリート二次製品メーカーとして創業し、現在は「生コンクリート事業」「不動産事業」「インフラ再生事業」という3つの事業を軸に社会基盤の構築に取り組んでいます。
祖業である生コンクリート事業では生コンクリートの生産・販売・輸送、不動産事業では土地活用のご提案から開発、設計・建築、販売までのトータルサポートを提供しています。また、最新事業のインフラ再生事業では、劣化した橋梁や建物などの構造物の補修・補強を調査・診断から工事までトータルで展開しています。
J Campを受講した理由は社内でのkintone活用を一層進めるためのノウハウを獲得するためです。
当社はDXに取り組む前、経理業務を主に紙やExcelで行っておりました。
同種の書類にも関わらず工場毎に異なる書式や、本来不要な書類など、多くは依然としてアナログで標準化されておらず、効率化がぜひとも必要な状況にありました。
また業務量の偏りによる残業が散見され、まずは標準化による業務均一化と残業時間の圧縮を目標に、業務改善を図っていこうと導入したのがkintoneでした。
情報システム課の課内業務からkintoneを試験的に導入し、さらに当課が主体となって、他部門や工場の業務現場へのkintone活用を推進しています。
kintone活用を加速させるためお手本としたいのが、ジョイゾーさんの対面開発サービス「システム39」でした。
ユーザーと開発者が対面でコミュニケーションを取りながら、その場でkintoneを組み上げていくシステム39のような開発スタイルをもし実践できれば、また、その開発スタイルが社内で普及できれば、社内各所でkintone開発が自発的になされ、DXが自走していくのではないかと期待したのです。
そのようなノウハウをぜひ学びたいとJ Campを受講しました。
情報システム課に所属する社員が受講しました。
J Campを通して得られた最大の収穫は、kintoneの活用促進において重要である対人能力の向上でした。
ロールプレイングでは、kintoneをユーザー役の社員に操作して貰いながら、開発者役の社員が説明する場面がありましたが、そこでは技術力の不足を痛感できただけでなく、持ちうる技術力の中で、いかに対面開発を最後まで進め切るかという突破力も鍛えられました。
ジョイゾーさんから教えて頂いたことの中で、特に印象に残ったのはDXの3つのポイント「熱量」「失敗を恐れない」「顧客目線」です。
DXに対する社内の意識は少しずつ高くなってきているとは言え、いまだ後ろ向きな人も多い中、相手に目線を合わせつつも、熱量を込めて一生懸命DXに取り組む事。
システムやらアプリやらをたくさん作って、失敗したらどうしようといった心配も出てくるが、DXの成功は試行錯誤の先にしかありえない。失敗したってよく、また作り直せばいいだけ、と。
まさにDXはこれらに尽きると、J Campを通じて実感できました。
本当に数多の会社のDXをサポートして来られたジョイゾーさんだからこその、ノウハウの詰まった重みのある言葉だと思います。
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J Campはジョイゾーさんのオフィスで受講しました。
リアルでの受講を選択した理由としては、自社内だと業務で受講が中断される可能性があり、せっかく時間とお金をかけて受講するなら、集中できる環境の中で学びを確実に吸収したいという思いがありました。
加えて、当課が社内で業務改善の提案をする際はリアル対面がほとんどであるため、それに備えるためのトレーニングとしても対面形式の受講の方が適していました。
・J Campの内容は期待通りで満足している。もう一日長くやってもいいと感じた
・通常業務では同僚の別の側面が見えにくいが、J Campで同僚の新たな一面を発見し、今後の関わり方やコミュニケーションのヒントを得た
・J Campの受講後、「分からないことがあったら聞く」という姿勢を普段の仕事で心がけるようになった
・kintoneアプリの開発技術よりも、kintoneの活用提案やエンジニアとしてのあり方を学べた
・DX推進担当者として足りない点が明確化された
・情シスという仕事そのものに対する自身の内発的な動機づけが明確になった
・仕事の中で、何か一つ自分の強みや譲れないポイント、あるいはビジョンに対して、他人に伝播させられるほどの熱量をかけられたら、会社全体に貢献できると気づけた
kintoneの定着は一筋縄ではいかず、「電話、FAX、紙で業務は問題なく回っているのに、なぜ手間をかけて新しいITツールを使わないといけないのか?」といった抵抗感が業務現場にはまだ残っています。
しかし、J Campでの学びを実践していき、アプリ作成支援やkintone活用提案を通じて粘り強く業務改善に取り組み、このDXの壁を乗り越えていきたい。
将来的にはDXリテラシーを組織全体に浸透させ、私たち情シスのサポートがなくても、自分たちの現場の課題は自力でクリアできるような「社員全員、情シス」と言える状態に成長したいと考えています。
いつかkintone hiveに参加し、自社のDXの取り組みについて会社を代表して他の企業に伝えるという野望も持っています。
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