株式会社山本忠信商店 様
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卸売
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ノーコード活用ハンズオンセミナー 「売上アップと人手不足解消への道しるべ」に弊社副社長の木村琴絵(四宮琴絵)が講師として登壇します
ツールありきではなく、コミュニケーションにしっかり手間をかけていく、「J Camp」での学びはまさにこのコミュニケーション
当社は北海道十勝を拠点に、雑穀や小麦製粉を含む卸売事業を中心に展開しています。
2020年に株式会社山忠HDを設立し、持株会社体制へ移行しました。
J Campの受講を決めた理由は、社内でのIT人材の育成にあります。
当社は組織、事業の規模に比して、IT専任の担当者は一人しかおらず、グループ各社や各部門から寄せられるリクエストを一人で受け切ることが殆どできない状況で、新たな人材を入れようにも、IT人材の採用は難航していました。
そこで、ITを活用して業務課題を解決に導くマインドとスキルを備えた人材の自社育成が急務となったのです。
また、当社のバックオフィスでは既にkintoneを活用した業務改善が試験的に進められており、手応えを得ていました。
DX推進を大きく掲げている当社においては、kintone活用を一層拡大していきたい方針で、業務上の課題を幅広く解決できるIT人材を増やす、同時にkintoneの担い手を育て、DXを加速させていく、この2つの目的に向けた第一歩をJ Campに期待し、受講を申し込みました。
kintone導入による業務改善のインパクトがはっきり見込める部門の主任クラスに声をかけました。
今回はロジスティクスを担うユニストックセンターと経理の二部門からJ Campに参加しています。
製品の出入庫や運送の手配をしているユニストックセンターと、出入金依頼や口座開設などを担っていて、グループ会社の経理機能が集約している経理部門はそれぞれ事務作業が膨大になっていました。
業務量の煩雑さと多さにも関わらず、現場では紙、電話、オンラインチャットツールなど様々なコミュニケーション手段が錯綜し、ペーパーレス化もほぼ実現できていません。
結果、情報があちこちに散在し、必要な情報に辿り着くまで労力がかかるばかりか、漏れやミスといった形で仕事の品質にマイナスの影響を与えるようになっていたのです。
業務プロセスを今一度整理したうえ、kintoneによる業務の自動化が実現できれば、自動化できた分だけ確かな改善効果が得られるとイメージを持っていました。
「仲間を巻き込み、皆で業務改善に取り組んでいく」言ってしまえば当たり前ですが、J Campで得た一番大きな気付きです。
業務改善は自分の仕事ではない、IT担当者が全部やればいいという意識を持っている人は多いと思います。
人はそれぞれやるべき本来の業務に集中すべきなのは確かにその通りですが、そうした人たちに対してDXの意義を説き、一緒に取り組もうと働きかけることなしにDXの達成は難しいと学びました。
業務改善への当事者意識を持って、アクションを実施するのは大事です。
しかし、これら全てを一人の力だけで遮二無二に改善を頑張ろうとしても限界があり、余計なプレッシャーまで背負ってしまうかもしれません。そうするとDXはここで頓挫するわけです。
周りへの働きかけ方、巻き込む努力、協力しあえる関係性づくり、こうした業務改善の前提を着実に作っていく重要性をJ Campで教えて頂きました。
・J Campを受講しないままDXに取り組んでいたら、全部一人で抱える状態になっていたと思う
・上級の役職者たちにもJ Campに参加して欲しい
・部署間やグループ会社間での連携づくりにJ Campでの学びを活かして欲しい
・ロープレではシステムに関わるユーザーから設計者、開発者まで、全ての関係者の役回りを一通り体験し、それぞれの立場の人の気持ちを理解できた
・ユーザー、設計者、開発者という複数の視点を通して、業務改善がなされていくプロセスを観察できた
・一部署に留まらず、組織全体にDXを広めていく視点についての講義が多かった
・どんな課題を解決し、どんなシステムをどのように構築するかを周りに働きかけ、皆でアイデアを出し合って考える活動がDXの基本だと気付かされた
J Campの参加者がキーマンとなって、周りを巻き込みつつ、課題収集とその解決のために積極的に動いていく予定です。
あわせてkintoneを社内で訴求し、kintoneと現場ユーザーの橋渡しを担う役割も期待しています。
DXに先立つのはやはりコミュニケーションで、kintone導入でどの業務がどのように改善されるのかという活用価値が上手く現場に伝わらなければ定着は難しいでしょう。
「今までのやり方でやってきたから、今後もこのやり方でやっていく」といった前例踏襲はよくある話で、変化を望まない人たちも少なくありません。
そうした人たちのいる現場に対して、IT担当者が単に「これはいいやつだから使って」とツールだけ押し付けても、なかなか使って貰えないどころか、「こんな使えない代物を投げてくるITの人間って・・・」と反感すら買うことが往々にして起こります。
結局、現場ユーザーとの信頼関係が構築できないままだと、DXは益々遠のいてしまいます。
そうならないようにツールありきではなく、人と人とのコミュニケーションにしっかり手間をかけていきたいです。
J Campで頂いた学びはまさにこのコミュニケーションです。
ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。