オルガノ株式会社 様
製造・建設・卸売
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ノーコード活用ハンズオンセミナー 「売上アップと人手不足解消への道しるべ」に弊社副社長の木村琴絵(四宮琴絵)が講師として登壇します
基幹システムにkintoneを連携させ、全体として大幅な業務効率が進んだ業務もあり、全体として改善の道筋をつけることに成功した
◯kintone導入前はどのような形で業務をされていましたか?
当社は「水で培った先端技術を駆使して、未来をつくる産業と社会基盤の発展に貢献する」という経営理念のもと、水の総合エンジニアリング企業として活動して参りました。
kintoneを導入するまで、当社はデータの管理面でいくつもの課題がありました。
国内外に複数の事業所を持ち、多数のチームが稼働する当社において、効率的なデータ共有とコミュニケーションをいかに確保していくのかが非常に重要ですが、事業所別、チーム別、さらには社員の個々人にデータが分散しており、一元管理が十分に機能していませんでした。
その結果、必要なデータを探す手間がかかり、部門間や社員間のメールのやり取りも煩雑になっており資料を作成する際も、部署や人によって資料のスタイルがバラバラで形式が統一されておらず、情報共有の効率を損なっていました。
また、見込みや実績といった数字を早く、分かりやすく、的確に把握できるツールも欠けており、Excel等で管理はしてはいたものの、数字の集計、資料の作成、メール送付の手間がかかり、スピーディーな分析と意思決定にデータを活用するにも限界がありました。
特に、集計と資料作成は事業所ごとに行われるため、会社全体がその作業に費やす労力は小さくありません。
さらに、工場と営業の部門間の情報共有も課題で、営業部門からの製品受注情報が工場部門にタイムリーに共有できず、見込み受注をもとに生産計画を立てる工場部門は余剰在庫のリスクに常に晒されていました。
・事業所やチーム、社員ごとにデータが分散しており、情報共有が非効率だった
・見込みや実績の集計資料の作成に時間がかかるばかりか、数字のスムーズな把握と分析も難しく、意思決定にデータを効果的に活用できない状況が続いていた
・営業部門と工場部門との間で受注情報のタイムリーな共有ができず、商品不足や余剰在庫のリスクが発生していた
・ダッシュボードの開発によって業績データの自動集計と可視化が実現し、分析を含むデータの活用レベルが上がった
・リアルタイムな受注情報の共有がkintone上で可能になったことで、生産計画が最適化され、余剰在庫リスクの低減に繋がった
・集計資料の作成や送付にかかる時間が30分からわずか10秒に減ったものもあり、メールのやり取りの時間が1日あたり1時間ほど減った
◯システム化を行った結果、どのような業務改善が図れましたか?
基幹システムにkintoneを連携させ、⾒込み案件、受注、売上のデータを事業所、エリア、顧客の業界ごとに集計し可視化できるダッシュボードを開発し、これにより各事業所で資料作成に労力をかけなくても済み、会社全体として大幅な業務効率が進んだ業務もあり、全体として改善の道筋をつけることに成功しました。
また、部署別や営業マン別といった様々な切り口でデータを瞬時に表示し、分析に供することが可能となり、データに基づいた迅速な意思決定と戦略的な営業活動が実現しています。
さらに、営業部門が登録した製品の受注案件から、生産計画作成の元データとなる原材料の量を集計し、リアルタイムで工場部門に共有できる仕組みを構築し、これによって工場部門は生産計画を最適化でき、余剰在庫リスクが低減しました。
コミュニケーション効率の改善効果も得られ、営業部門の入力画面を工場部門もkintoneで閲覧でき、コメント欄でコミュニケーションを取ることも可能です。
ログは誰でも簡単に確認できるので案件経過の把握がしやすく、属人化の回避に繋がります。工場と営業の部門間の連携が改善・強化されたことがkintone導入の一番の価値だったと感じています。
◯ジョイゾーを選択したポイント
ジョイゾーさんにはkintoneのアプリ間のデータ連携をメインにサポートして頂きました。
ジョイゾーさんを選んだ決め手は、kintoneへの深い理解と開発経験をお持ちであった事、定額プランの「システム39」「エコシステム39」の価格設定の明朗さが、kintone導入のための初期投資としてコストが低く取り組みやすかった点です。
ジョイゾーさんの対応の柔軟さにも助けられました。
複数の業務領域でkintone開発が同時に進行するため、開発全体の一貫性の確保とコミュニケーションの効率化を考慮し、当社としては開発終了まで一貫した担当者による対応を希望し、要望に応える柔軟な対応をして頂けました。
◯打ち合わせにおいて、Zoomの対応にどのような印象を持たれましたか?
ジョイゾーさんとの打ち合わせはZoomを利用して行いました。
オンライン上でのコミュニケーションは特に違和感はなく、開発の進行に支障をきたすことはありませんでした。
◯今後の展望について教えて下さい
業務改善は始まったばかりで、まだ道半ばという認識ですが、それは逆に「まだまだ改善できる余地がある」という意味でもあります。
kintone化が完了していない業務領域を徐々にkintoneの一元管理システムに集約させていくことが今後の目標で、業績の効率化が見込める部門に対しては引き続きkintoneの活用を働きかけていきたいと考えています。
その中でジョイゾーさんにはプラグインの最新事例の共有や困りごとに応じた提案を期待しています。
利用人数 | 1,085人 |
利用部門 | 全部門 |
利用端末 | Windows(PC)、iPhone |
カスタマイズ | あり |
連携サービス | フォームブリッジ・プリントクリエイター・kViewer、kMailer・krewData・krewSheet・krewDashboard |
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