公益社団法人かながわ福祉サービス振興会 様
介護・福祉・子育て
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ノーコード活用ハンズオンセミナー 「売上アップと人手不足解消への道しるべ」に弊社副社長の木村琴絵(四宮琴絵)が講師として登壇します
J Camp受講がきっかけとなり、より前向きに、より解像度高くkintoneに取り組んでいけそうです
当会は神奈川県を中心に、高齢者福祉、障がい者福祉、子育て支援の分野において、県市町村、民間の皆様の協力を得て公益的事業を展開しています。
事業は介護福祉の「事業者支援事業」、「県民向け事業」、「県市町村支援事業」の3つを柱としています。
「県民向け事業」については、地域に住む人たちが必要な情報を得て、適切なサービスにアクセスできるように、介護事業所や障がい福祉サービス事業所、ボランティア団体などの地域資源を網羅した「福祉版タウンページ」というべきものをウェブ上で構築・公開しています。
また、「事業者支援事業」では、事業所の人材育成や経営課題解決のためのサービス評価、アドバイザー派遣を行い、「県市町村支援事業」では、自治体から運営指導事務や要介護認定調査を受託して実施しています。
kintone開発の内製化を進めるきっかけにできればと、今回J Campを受講しました。
当会はkintoneを導入してから、一部の事業、例えば、研修の申込や受講券の発行、相談受付と対応履歴の管理、介護・障がい福祉事業者による補助金申請の受付、それに伴う修正依頼のやりとりや審査といった業務はkintone上である程度完結できる仕組みを既に作っています。
職員の中にはkintoneを使う側にとどまらず、自分で簡単なkintoneアプリを作成して業務効率化に積極的に取り組んでいる人もいます。
しかし、開発とメンテナンスの多くはベンダーに外注している状態であるため、コストの削減とメンテナンスの効率性の観点から、内製の割合を高めていくのが重要であると以前より考えていました。
高度な専門技術でないと解決が難しい課題は別としても、小さな修正作業まで全てを外部ベンダーに依頼するより、手元でさっと対応できた方が臨機応変な運用が望めますし、何よりもランニングコストの負担が軽くなります。
自力で対応できる部分はなるべく自力でやり切れるような体力を組織として身につけたいという狙いもありました。
各部門から立候補して頂きました。4日連続の研修というボリュームを敬遠して希望者は集まらないのではないかと心許なかったのですが、最終的には予想以上の人数が集まりました。
研修を通じて学びたいことや、開発してみたいアプリのイメージを皆さんそれぞれ持っており、J Campにかけるモチベーションは高かったです。
まず、kintoneに関する情報交換ができるコミュニティのコアを担ってくれそうな職員たちが、今回のJ Camp受講をきっかけに部門を越えて集まれたこと自体に価値がありました。
草の根レベルでkintoneの活用を一層広げていく基礎ができたと思います。
また、当初から期待していたDXの基本概念やその意義を学べたのもよかったです。
アプリを作る、使うといった実践はもちろん大事ですが、DXそのものに対する総論的な理解を抑えてこそ、今後kintoneを開発するにしても使うにしても、本筋を見失うことのない発展が可能になると考えていたからです。
印象的だったのは、ロールプレイングに参加した一人一人に対し、ジョイゾーさんから細かくフィードバックして頂いたことです。
「伝え方がよかったです」「話し合いの中で自分から提案していく姿勢がよかったです」「質問が的確でしたね」といったように、参加者たちの小さな工夫を漏らさず丁寧に受け止めて評価頂けたことが、ポジティブな学びの実感として残りました。
・ロールプレイングでは開発者の視点も体験できた。そこで得られた気づきは、今後外部ベンダーとやりとりする場面で活かせそう
・開発者と発注者それぞれで把握している情報、把握していない情報があり、認識のギャップが存在する状態の中で、発注者として開発者にどのように意図を伝えればいいのかを考えることができた
・開発者と発注者とのコミュニケーションの中で勘所になる話し方、話しの運び方を掴めた
・部門を越えたkintone開発者同士の横の繋がりができ、それぞれの開発状況や工夫について共有し合えた。今までそのような機会がなかっただけに非常によかったと思う
・より高機能なアプリを開発したいので、技術やプラグインに関する情報をもっと知りたい
・kintoneに対する自身の技術水準を客観的に把握できたので、次に挑戦する目標が明確になった
各現場で少しずつアプリを作ってみたり、既に作ったアプリを自分で改修したりする動きが生まれています。
そうした機運に合わせて、開発に取り組んでいる職員が互いの経験を共有していく場を複数作っていきたいです。
一方、ある程度kintoneが普及すると、今度は逆にアプリが乱立して管理が行き届かなかったり、情報セキュリティ面でのリスクが高まったりする懸念も出てくるでしょう。
それらも踏まえ適切なDXの形を今後検討していきたいです。
それこそジョイゾーさんのシステム39のような開発支援サービスを活用する意見も出ています。
いずれにしましてもJ Camp受講がきっかけとなり、より前向きに、より解像度高くkintoneに取り組んでいけそうです。
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