特定非営利活動法人難民を助ける会 様
難民支援 / 地雷,不発弾対策 / 障がい者支援 / 災害支援 / 感染症対策 / 国際理解教育
ENJOY YOUR WORLD.
技術に長けたジョイゾーさんは多くのkintone開発事例をご存知だけでなく、kintoneが得意なこと、不得意なことについても明確に把握され、つまずきやすいポイントを先回りでご教示頂けました
◯kintoneを導入する前はどのような形で業務をされていましたか?
当会は難民支援はじめ、地雷・不発弾対策、障がい者支援、災害支援、感染症/水・衛生、提言/国際理解教育の6つの分野で活動する日本生まれの国際NGOです。コロナ禍をきっかけに急ごしらえでテレワークを開始したものの、紙とハンコリレーで回っていた申請・承認フローを全てメールで代替しようとしたために、やり取りされるメールの数が膨大となり、どの申請が承認済みで、どの申請が未承認か、判別がつきにくいような状況になっていました。
また、今までエクセルで運用していた人事管理業務のシステム化もコロナ禍以前からの課題でした。しかし給料や住所、学歴など、個人情報の塊である人事情報をクラウド上で取り扱うには、アクセス権限を慎重に設定し、かつきちんとメンテナンスできるような形で設計することが不可欠です。申請・承認フローとは異なり、人事情報は一度入力したものを長期に渡って継続して使っていきますので、最初の設計が不適切であると、使い勝手が悪いまま使い続けていかなければならなくなるという懸念がありました。
・紙とハンコリレーで回していた申請・承認フローをメールで代替しようとしたことで混乱が生じた
・人事管理業務をエクセルで行っていたため非効率だった
・人事管理業務のDXを進めたいが、慎重な取り扱いが求められる人事情報へのアクセス権限を団体内部の人員のみで適切に設計できる自信がなかった
・申請・承認業務の所要時間の改善
・人事情報に対する厳密なアクセス権限が設定され、オンライン上でも信頼性が担保された人事管理業務が可能に
・非営利団体向けの特別価格を利用でき、管理部門強化の第一歩に繋がった
◯システム化を行った結果、どのような業務改善が図れましたか?
それまで組織内で部分的にkintoneを利用していたのですが、導入を全体で本格化していこうという動きになりました。対外リリース用の公式文書や物品購入などに関する申請・承認フローのシステム化をkintoneで進めたことで、コロナ禍に対応したテレワーク体制に移行することができました。メールの山の中から目的のメールを探し回る手間がなくなっただけでも、kintoneを導入する価値はあったと思います。あくまで個人的な体感ですが、申請・承認業務にかかる時間の約20%程度の改善効果があったのではないでしょうか。
申請・承認フローのkintoneへの載せ替えは自力で何とか進めましたが、より高度な開発が必要な人事管理業務のkintone化はジョイゾーさんの力をお借りしました。ジョイゾーさんにお願いしたのは、実際に手を動かした開発よりも、設計面に関する技術的なアドバイスです。アクセス権限の設定の仕方やデータの持ち方などについて、分からない事項があれば都度ご相談し、最終的には人事情報への厳密なアクセス権限を設定でき、信頼性が確保されたシステムを実現できました。自分たちだけでやり切る自信がなかっただけに、疑問点をkintone専門家であるジョイゾーさんで解決して頂けたのは本当によかったです。
◯ジョイゾーを選択したポイント
ジョイゾーさんを選択した決め手は二つあります。一つはkintone専業であること、もう一つは非営利団体向けの特別価格があったことです。技術に長けたジョイゾーさんは多くのkintone開発事例をご存知だけでなく、kintoneが得意なこと、不得意なことについても明確に把握され、つまずきやすいポイントを先回りでご教示頂けました。kintone開発の心強い味方です。それから、当会はNPOという性質上、組織管理部門にお金を回しにくい構造を抱えています。
ご寄付を中心に活動していますが、寄付金は支援という使途が決まっているお金です。組織として管理部門の強化は、ご寄付を支援先に着実に届ける質の高い支援活動を実施するためには非常に重要なのですが、管理部門に積極的に投資して業務改善を図ることに関して、どうしても優先順位が低くなってしまいがちです。
そんな中、ジョイゾーさんによる非営利団体向けの特別価格は、私たちにとって非常に有りサポートでした。非営利団体向けサービスを提供されているほかの業者さんもいらっしゃいますが、システム39に相当するようなサービスを非営利団体向けに安価に打ち出しているのは、当時の私が知る限りジョイゾーさんしかなかったように思います。
◯打ち合わせにおいて、Zoomの対応にどのような印象を持たれましたか?
コロナ禍でしたので、100%オンラインでした。打ち合わせについては不便さを感じることは全くなかったですね。
◯今後の展開について教えて下さい
直近でぜひともkintone化したいのが職員の休暇管理です。当会の休暇の取り方は非常にバリエーションが多く、例えば環境が過酷なアフリカなどに駐在する職員には、半年に1回の長期休暇や2ヶ月に1回のリフレッシュ休暇といった多様な休暇タイプを申請できるようになっています。それらの申請はエクセルへの転記を経て紙に印刷され、それを担当者がチェックした後、ファイリングされます。決して長時間かかるような作業ではないのですが、塵のような小さな手間でも積もっていけば山となるので、休暇申請フローをkintoneに載せ、承認が下りると自動的に職員の休暇管理カレンダーに反映されるような連携を実現したいですね。とにかく構想はまだたくさんあります。機会があればまたジョイゾーさんにお願いできればと思っています。
kintoneご契約内容
利用人数 | 約60名 |
利用部門 | 全部門 |
利用端末 | 社内PC(Windows) |
連携サービス | じぶんフォームなど |
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