krewDataの新機能を早速試してみた!|待望のソートや自動採番など

こんにちは、笹川です!

krewDataが6月10日にアップデートをしましたね。より便利に使える機能が追加され、パワーアップしたkrewDataに期待が高まります。ジョイゾーでは早速グレープシティさんに勉強会を開催していただきました。あれもこれも聞きたくて、ついつい予定時刻を大幅に超えてしまいましたが、最後まで根気よく教えていただいたグレープシティさんに感謝です。

学んだら即実践!!さっそく新機能に挑戦してみました。その一部をご紹介していきます!

krewDataで請求書を作成する

krewDataはアプリのデータを集計・加工して別アプリに書き出すことができるプラグインです。

そこで、今回は「ケータリングサービスをやっており、月ごとにまとめて顧客へ請求書を発行する」という場面を想定してみました。

まず、顧客管理アプリと案件管理アプリを簡単に用意します。

顧客管理アプリイメージ
顧客管理アプリ
案件管理アプリイメージ
案件管理アプリ

受注したタイミングで、顧客管理から案件管理へアクションで登録していきます。

続いて、krewDataを使って案件管理のレコードを顧客ごと月ごとに集計して、請求管理アプリに出力します。案件管理の、実施日、利用プラン、料金が明細としてテーブルに入るようにします。

請求管理アプリイメージ
請求管理アプリ

新機能① 出⼒時に並び順を指定できる

さっそく請求データを作成してみましょう。案件管理にこのようにレコードが登録されています。

案件管理一覧

(1ヶ月分にしては案件が少ないですね、ケータリング事業は大丈夫でしょうか 笑)

こちらをkrewDataで出力した結果このようになりました。

請求管理アプリにデータが入ったイメージ

顧客ごとにまとまってテーブルに明細が反映していますが、実施日がバラバラなのが気になります。できれば実施日順で並んでほしいですよね。アップデート前は、出力はレコード番号降順になっていたので、このように出力されてしまう仕様でした。

それが!今回のアップデートで並び順を指定できるようになったのです!!しかも、とても簡単に設定できます。

こちらがkrewDataの設定画面です。

krewDataの設定画面

出力アプリの設定に「レコードの出力順序」「テーブルレコードの出力順序」が追加されています。レコードもテーブルも指定できるのがいいですね。

明細が実施日昇順で出力されるように設定して、もう一度krewDataで集計をすると…

krewDataで出力した請求管理のイメージ

みごと実施日順に並び替えられました!請求書を受け取る側からしても、時系列に並んでくれていた方が内容を把握しやすいですよね。

新機能② 任意の連番を⾃動採番できる

請求データを作ることはできたのですが、請求書にはなくてはならない項目を忘れていました。

「請求書番号」が必要ですね。その請求情報を特定できる番号を付番することで、しっかりと管理できます。お客様からお問い合わせが来ても、請求番号さえ分かっていればすぐに内容を確認できます。

これまでは、日付や顧客番号などを組み合わせてどうにか他と同じにならない番号を、関数を使って作成したりしていました。

請求番号の設定画面

色々組み合わせて番号を作らなければいけないので、結構大変ですし、番号が長くなりがちです。

もっとスマートにできたらなぁ…なんて思っていたら、できるようになりました!

出力アプリの設定画面に「自動採番」タブが追加されています。項目に沿って入力していくだけなので、あまり複雑な関数を使用しないで設定することができます。

自動採番の設定

例えば、この図のように設定をすると、顧客ごとに連番を振っていくことができます。これから毎月krewDataで請求データを作っていくとすると、このように番号が採番されていきます。

顧客ごとに採番された請求データ

採番は、ドメイン単位、アプリ単位で設定することができます。さらに、任意のグループごとに採番することもできますし、一定の周期でリセットしてまた1から採番することもできます。

そしてなんと、テーブルにも明細番号を付けることができます!やってみました。

かなり柔軟にルールが設定できるので、希望通りの採番がきっと実現できるはず!

新機能③ データ編集フローにメモを追加できる

そして最後に、これは私がほしいなぁと思っていた機能です。krewDataは本当にいろいろなことができるのですが、それゆえに「この設定ってなんだっけ?」と自分でも忘れてしまうことがあります。

まして、他の人が設定したものとなると、どうなっているか把握するには結構時間をかけて読み解く必要があります。

これまではコマンドの名前を工夫していましたが、長いと読みにくいので短く簡潔にまとめる力が試されます。

頑張ってみましたがやはり見やすくはないですね。

ところがこのメモ機能を使えばスッキリ!しかもワンクリックで開閉できます。

これでいつだれが見てもどんな設定がされているかが分かりますし、気を付けるべきことについてメモを残すことができるのでミスや漏れを防ぐことができます。

ただ、「設定だけ修正してメモを修正し忘れてしまう」ということも起きそうなので注意が必要です。どちらが正しいのかわからず、優しさのはずが混乱の原因になりかねません。

とにかく便利なkrewData

krewDataはノンプログラミングで高度な設定ができます。あれもこれもやりたい!とイメージが湧いてきて、つい時を忘れて没頭してしまいます。(コマンドをいかに美しく配置するか、もひそかなこだわりポイントです。)

アップデートでさらにパワーアップしたkrewData、これまで以上に便利になったよということがお伝えできていると嬉しいです。krewDataは30日間無料でお試しいただけます。面白そう、試してみたい、と思われた方はぜひこちらからお問い合わせください。

弊社で提供している「システム39」では、krewDataの設定サポートも行っております。kintoneの導入やアプリ開発でお困りの方は、お気軽にご相談ください。

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