krewSheetを使って社員の休暇管理

以前、Excelライクにkintoneを使えるプラグイン「krew」についてご紹介をしました。
その後、krewSheetの最新バージョンとなるv2.1が公開され、更に使いやすくなりましたのでご紹介いたします。

会社において欠かせないのが社員の管理です。社員管理には、勤怠管理や休暇、出張管理など様々な内容があります。kintone(キントーン)で各アプリを作成して、それぞれを関連レコードで紐づけると申請状況が把握しやすくなります。

例)社員名簿アプリに社員番号をキーとして、休暇申請アプリと出張申請アプリから関連レコードを表示

関連レコード情報も一覧で把握

kintoneは関連レコードの内容は詳細画面を表示して確認します。
テーブルについては一覧で一つのテーブルを表示する仕組みですので、複数テーブルある場合はやはり詳細画面を表示します。

krewSheetを利用すると関連レコードやテーブルを一覧画面の[関連シート]エリアで表示することが可能です。
異なるExcelファイルをマルチウィンドウでパソコン画面に表示するようなイメージで社員に対する情報が一画面で確認できるので作業がしやすいです。
※関連レコードに関しては参照のみで編集は不可です。

設定方法は簡単です。例えば、社員名簿アプリに休暇申請アプリから「休暇状況」についての関連レコードを持たせているとします。
krewSheetのプラグイン設定画面にて、表示させたい関連レコード名「休暇状況」を[関連シート]エリアにドラッグして設定します。

次に追加した関連レコード「休暇状況」名をクリックすると[関連シート]エリアに表示させるフィールドの一覧が表示されます。
[関連シート]エリアに表示したいフィールドをドラッグして設定します。
関連レコード内の必要なフィールドのみ[関連シート]エリアに表示したり、新たに数式を追加することでkrewSheetの表示をカスタマイズ可能です。

せっかくなので数式も入れてみたいと思います。
休暇申請アプリの「休暇日数合計」の総合計日数を数式で計算して表示できるよう設定します。

krewSheetのプラグイン設定画面にて数式を追加します。

※数式の設定方法は前回ご紹介したblogと同じですので、参照ください。
今回は「休暇日数合計」の縦の合計を出したいのでSUBTOTAL関数を使います。

もう一つ数式を追加して、年間取得可能な休暇日数20日までの有給残日数も設定してみます。
krewSheetプラグインの設定が終わったらアプリの設定を更新します。
krewSheetを利用して一覧画面から関連レコードやテーブルの表示が設定できました。数式も反映されています。

フィルタ/ソートを使って簡単にデータ整理

Excelといえばフィルタ/ソート機能です。
今回のkrewSheetのバージョンアップでフィルタ/ソート機能が強化されました。
今まではkintoneの標準機能である絞り込み(フィルタ)機能とkrewSheetの列フィルタを別画面で操作してデータ整理をする必要がありましたが、一画面で両フィルタが可能になり操作がシンプルになりました。

また、krewSheetのソート機能はテーブルの並び替えも出来るので便利です。

テーブルは一度登録したら並び順を変更できないので、krewSheetのソート機能を利用して時系列にデータを整理できるのはうれしい機能です。

弊社で提供している「システム39」でもこのkrewの設定支援を行っております。kintoneの導入やアプリ開発でお困りな方は、お気軽にご相談ください。

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