速報!kintoneおばちゃんの
【 2025年4月 kintoneアップデート情報 】 
「kintone AIラボ」で何が起きる!?

こんにちは!ジョイゾーのkintoneおばちゃんです。
kintoneアップデートブログ記事を担当しています。
4月のアップデートは「kintone AIラボ」!?
見慣れない聞きなれないキーワードに2度見しました。
kintoneと対話をしながら、必要な情報をkintoneから聞き出したり、アプリを作ったり・・が可能となるようですよ!もう、ワクワクが止まらないのはおばちゃんだけでしょうか?

※当記事の情報は4月13日(日)現在の状況です。
kintone公式アップデートサイトによりますと、今回のアップデートは通常のアップデートとは提供タイミングが異なり、「「kintone AIラボ」につきましては、4月15日以降、数日に分けて順次適用していく」との事です。

▶2025年4月版 主なアップデート

したがいまして、4月13日現在こちらの記事では実際の画面ショットをご紹介することができません (なるべく丁寧に解説しておりますので、どうぞ画面の様子や動きを想像しながらお読みいただけますと幸いです)
15日以降、アップデート記事を公開する所存ですので、どうぞよろしくお願いいたします。

弊社では初回開発無料の定額39万円でkintoneアプリを開発する定額型開発サービス「システム39」を提供しております。kintoneの導入やアプリ開発でお困りの方は、お気軽にご相談ください。
*Webでの打ち合わせも可能です。

   kintoneのアプリ開発はこちら <相談無料>    

▼ 2025年4月アップデート目次

「kintone AIラボ」の提供が開始されます!
  AI機能を有効にする方法
  検索AI
  アプリ作成AI
「サイボウズ Office スケジュール連携」プラグインの機能追加
まとめ

「kintone AIラボ」の提供が開始されます!

kintoneAIラボ」によって、開発中のAI機能を利用することができるようになります。
今回提供されるのは「検索AI」と「アプリ作成AI」です。
検索AI:アプリ内のデータを活用してAIが回答するチャットボット作成機能
アプリ作成AI:AIと対話しながらフォーム作成を進められる機能

👉試用環境やライトコース、開発環境など一部の環境では利用できません。

AI機能を有効にする方法

①歯車マーク>「kintone AI管理」(新しいメニュー!)から設定ページを開き、「kintoneAIを有効にする 」にチェックを入れます。
②さらに「検索AI」「アプリ作AI」は個別に利用するしないを設定します。
③「検索AI」では、検索対象となるアプリ/フィールドの設定を行います。

👉「kintone AI管理」画面はシステム管理者しか入れません。
👉AI機能の有効化にあたっては、以下の利用規約をご確認ください。
kintone AI ラボ利用規約

検索AI

自分に必要な情報をアプリで探して行くのではなく、kintoneAIと対話しながら、 回答(=ほしい情報)を得ることができるサービスです。
AIが複数のアプリを横断しながら情報を集めて、さらに設定した作法にそって(ある程度)回答します。
**「検索AI」は、昨年のCybozu Daysで「kintone AI アシスタント(β版)」として紹介された機能です。

👉ナビゲーションバー(歯車の左隣)>「AI」ボタン利用するAIチャットを起動
→利用するAIチャット:予め(検索対象や回答スタイルを)設定します。

👉検索対象のアプリ/フィールドを複数指定できます。
→必要な情報を対象アプリ/フィールドから横断的に検索してAIが回答を作成します。

👉利用者のアクセス権も考慮されています。
→その利用者が閲覧可能なデータのみをもとに回答させることができます。

👉AIの回答スタイルやフォーマットを設定できます (チャットポットのカスタマイズが可能)
→「ボタンクリック」で回答を生成する設定など、ボタンひとつで必要な情報を得ることができるようになります。
kintoneやAIに不慣れな人にも利用してもらえる可能性が拡がりますね。

【利用イメージ】
*「」は私の発言です。→《AI回答》からの回答です。

「案件で、受注確度が70%以上の顧客を教えてください」
→《AI回答》
確度50%以上の顧客は以下の3社です:
・JOYZO建設(確度80%) ・有限会社亀山(確度100%) ・金都運総研(確度100%)

「では、JOYZO建設の顧客情報を詳しく教えてください」
→《AI回答》
JOYZO商事の会社情報は以下の通りです:
■基本情報 ・会社名:JOYZO建設 ・部署名:総務部 ・住所:新潟県新潟市×××× ・郵便番号:9500001 ・担当者:水谷 まなみ
■案件情報 ・案件名:JOYZO建設採用管理改革案件 ・案件内容:採用部門での応募者管理の仕組みのシステム化をご希望 ・確度:20% ・受注予定日:2018-08-24 ・提案プラン:Bプラン ・オプション:Zオプション ・合計費用:2,000,000円

JOYZO建設の現在の案件状況を教えてください
→《AI回答》
JOYZO建設の現在の案件状況は以下の通りです:
■案件概要 ・案件名:中丸建設採用管理改革案件 ・内容:採用部門での応募者管理の仕組みのシステム化をご希望 ・確度:20% ・受注予定日:2018-08-24
■提案内容 ・提案プラン:Bプラン ・オプション:Zオプション ・合計費用:2,000,000円
■進捗状況 ・As-Isのヒアリングを実施済み ・コンサルティングを含めた提案を検討中
■担当情報 ・商談担当者:根崎

・・・のような対話をしながら、次に打つべく施策を練ることができます。
回答の下に、情報元となった各レコードのリンクが表示されるのも嬉しいです。

アプリ作成AI

こちらは、kintone AIとの対話をしながら、アプリを生成する機能です。 
AIが、アプリの要件を理解し、適切なフィールドを提案・生成してくれるので、アプリの作成経験が少なくても希望に沿ったアプリを作成することができるようになります。
(「あーでもない」「こーでもない」とkintoneに注文してみたいですね) 

【利用イメージ】
アプリの「はじめから作成」フォーム画面→「AI」ボタン→「アプリ作成AI」→
アプリ作成AIのチャット画面

*「」は私の発言です。→《AI回答》からの回答です。
(途中からAIの質問に真剣に考えて応えていました)

→《AI》なんでも聞いてください。

「なんでも聞いていいですか?」
→《AI》
もちろんです。どのようなことでも気軽に聞いていただいて構いません。kintoneアプリの作成に関することや、業務改善についてのご相談など、どんな内容でもお答えいたします。あなたの業務や課題について教えていただければ、それに寄り添ったアプリを作成するお手伝いができると思います。例えば、現在の業務の流れや、改善したい点などについて教えていただけますか?

製品についてのお問い合わせ履歴をきちんと管理できるようにしたいと思います。お問い合わせの手段はフォーム、メール、電話、FAXとバラバラです。お問い合わせがあったとき、過去の履歴がすぐに参照できるようにしたいです

→《AI》
ご相談ありがとうございます。お客様の業務に寄り添ったアプリを作成するために、いくつか確認させていただきたい点があります。まず、お問い合わせ管理における重要な点について確認させてください:
お問い合わせを受けた際に、どのような情報を記録する必要がありますか? 例えば、問い合わせ元の企業名、担当者名、受付日時などは必須でしょうか?
お問い合わせの対応状況(未対応、対応中、完了など)も管理する必要はありますか?
これらの点について教えていただけますと、より具体的な提案をさせていただけます。

1.の問い合わせ元の企業名、担当者名、受付日時などは必須にしたいです。メールアドレスや電話番号などの連絡先も必須にしたいです。もちろん、お問い合わせの内容や回答についても記録したいです。
2.対応状況も管理したいです

→《AI》
ありがとうございます。ご要望をよく理解できました。それでは、お客様の業務に寄り添ったお問い合わせ管理アプリを提案させていただきます。
以下の仕様で、効率的にお問い合わせを管理し、過去の履歴もすぐに参照できるアプリを作成いたします:
アプリ名: お問い合わせ管理アプリ
仕様:
問い合わせ番号: 文字列 (1行)、自動採番
企業名: 文字列 (1行)、必須
担当者名: 文字列 (1行)、必須
メールアドレス: 文字列 (1行)、必須
電話番号: 文字列 (1行)、必須
受付日時: 日時、必須、初期値: 現在日時
問い合わせ手段: ドロップダウン (フォーム, メール, 電話, FAX)、必須
問い合わせ内容: 文字列複数行、必須
対応状況: ラジオボタン (未対応, 対応中, 完了)、必須、初期値: 未対応
回答内容: リッチテキスト
添付ファイル: 添付ファイル
対応者: ユーザー選択、必須
最終更新日時: 日時、自動更新

ここで、[この内容をフォームに反映]をクリックしますと、あれよあれよという間にフォーム画面が完成しました!!

【アプリ作成AI活用のヒント】があるようです。
 
👉現状の業務の悩みから相談 してみる
→課題をヒアリングしてくれた上で、アプリの設計を提案してくれます 
👉細かい要望はまだ整理できていないのでとりあえず提案して欲しい
→「〜〜がしたい」「設定はおすすめで」と指示しても提案してくれます 
↑ふわっとした相談でも聞いてくれそうですね!初心者にはもってこいです。

👉フォーム設定で選択肢を作るのが面倒 でしかたない
→都道府県や年代の選択肢もAIが代わりに作成してくれます 
↑これはとても有難い!!選択肢で都道府県を設定するのは本当に大変でした(おかげで47都道府県そらんじて言えるようになりました…)

👉既存のエクセルの列名やデータの一部をコピペして指示 してみる
→データを加味しながらフォーム設定や単位表記なども提案してくれます 
↑これもうれしいですね。既存のExcelをコピペして、kintoneにみてもらう日がくるとは・・

【制限事項】
ただし、現在は以下のような制限があります。
・アプリの管理者が、はじめからアプリを作成する場合のみ、利用できます。 
・ルックアップや関連レコードなど、設定できないフィールドがあります。 
・フォーム以外の設定(一覧、アクセス権、プロセス管理等)には対応していません。 

「サイボウズ Office スケジュール連携」プラグインの機能追加

上記、kintoneAIラボの登場の押され気味のアップデートがもうひとつ!
「サイボウズ Office スケジュール連携」プラグインがアップデートされました。

【アップデート内容】
kintone側のプラグイン設定画面で指定した日時または日付フィールドの値を、サイボウスOfficeスケジュールの予定の開始日の初期値として設定できるようになりました。これで、日付の二重入力の手間や入力間ミスが軽減されますね!

▼「サイボウズ Office スケジュール連携」プラグインとアップデートの機能追加については、お手数ですがぜひこちらでご確認ください。

👉この新機能の利用も、「サイボウズ Office スケジュール連携」プラグインのアップデートが必要です。
プラグインのアップデートの配信は、4月中を予定となっています。
新しい情報が入りましたら、上記の記事をアップデートさせていただきます。

まとめ

「kintone AIラボ」は、開発中のAI機能をβ版として無償提供するプログラムだそうです(正式リリースではないということのようですね)
サイボウズ>アップデート情報には
今後、kintone AIラボを通じてAI技術を取り入れた新機能を順次リリースしていく予定です」と記載されています。
目覚ましい勢いで進化するAI機能がkintoneと合体することで、この先、どんな機能が追加されていくか目が離せませんね。
15日リリース(順次)以降、記事をアップデートしていきますので、そちらの方もぜひ参考にしていただければ幸いです。

弊社では初回開発無料の定額39万円でkintoneアプリを開発する定額型開発サービス「システム39」を提供しております。kintoneの導入やアプリ開発でお困りの方は、お気軽にご相談ください。
*Webでの打ち合わせも可能です。

   kintoneのアプリ開発はこちら <相談無料>    

関連記事

これまでのアップデート情報

同じカテゴリーの記事