速報!kintoneおばちゃんの
【 2025年 3月 kintoneアップデート情報 】 
「アプリの管理者」を任命!?ほか

こんにちは!ジョイゾーのkintoneおばちゃんです。

kintoneの良さは、誰でも、チームの業務に必要なアプリを自由に作成したり改良したり(例えばアクセス権やプロセス管理のフローを柔軟に設定変更)できることだと思います。ただ、大きなチームや組織でたくさんの方が使う環境の場合は、「誰でも」「自由に」は難しくなってきます。
これまで、kintoneの権限の種類には、kintone全体に関わる権限と、個別のアプリ/スペースに関する権限がありました。
今月のアップデートでは、その「kintoneの管理者と権限」の考え方の変化を感じました。ちょっとお付き合いいただけますと嬉しいです。

▼2025年3月アップデート目次
アプリの管理を行えるユーザーをシステム管理者が制限できるようになりまして…
「レコードのアクセス権」の設定が保存できない場合に、  画面上部にもエラーが表示されるようになって、小さなイラッが軽減されます
まとめ

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アプリの管理を行えるユーザーをシステム管理者が制限できるようになりまして…

これまで、kintoneのアプリの設定変更ができる人は、システム管理者が、「個々の」アプリで設定していました。
今回のアップデートにより、システム管理者は、そのkintone環境の全アプリに対して設定変更ができるかできないかの権限(または制限)を特定のユーザーやグループに付与できるようになりました。
つまり実質kintoneの「システム管理者」の下に、「アプリ管理者」ができた!ということかと思います。

▶権限の種類
①アプリを新規作成して設定変更ができる(アプリ開発者・アプリ管理者)
②アプリは作成できないが既存アプリの設定変更はできる(サブアプリ管理者)
③アプリの新規作成も設定もできない(ユーザー)

▶ルール・運用 (例)
①アプリ開発者・アプリ管理者:社員メンバー(有資格者または講習会受講完了者)
②サブアプリ管理者:社外メンバー(有資格者または講習会受講完了者)
③ユーザー:レコードを入力するだけのメンバーまたはユーザー

このあたり、システム管理者を惑わせないためにもまずは上記の例のように権限付与ルールを明確にしないと!ですね。

【設定方法】

kintoneシステム管理を開きます(システム管理者の権限がないと表示されません)
「アクセス権」をクリックします
「アプリの設定」の「許可」にチェックを入れる(デフォルトでは「アプリの作成」「アプリの設定」は「許可」になっているので制限を付ける場合のみチェックを外します)

👉「アプリの設定」の「許可」を外すと、「アプリの作成」はどうなるの?
「アプリの設定」の「許可」を外すと、従来からありました「アプリの作成」も自動的に「許可」が外れます。この2つは対のように見えますが、「アプリの設定」だけ「許可」を入れ直すことが可能です。

👉これまでのアプリのアクセス権>アプリの管理はどうなるの?
こちら、ちょっと気になりますよね。はい!試してみました。
システム管理>アクセス権で「アプリの管理」が「許可」でなければ、アプリの作成者だろうと、「アプリ管理」にチェックが入っていおうと、無視されました。
突然「え!?なに!?」とならないためにも、担当の方とは、事前に「ルール」と「コミュニケーション」をしっかり交わしておきましょう!
(ちなみに上図の「アプリの設定」を「許可」にすると、アプリに歯車(設定)のみが表示されました!アプリの追加「+」ボタンは表示されません…当然ながら)

(従来からありました)アプリの設定>アプリのアクセス権
アプリの設定>アプリのアクセス権で「アプリ管理」のチェックが入っていても、
システム管理>アクセス権で「アプリの管理」が「許可」でなければ、歯車(アプリの設定)は表示されません。

「レコードのアクセス権」の設定が保存できない場合に、  画面上部にもエラーが表示されるようになって、小さなイラッが軽減されます

突然ですが、レコードのアクセス権の設定を行って、「保存」ボタンをクリックしたものの「画面が変わらない!?」という経験はありませんか?

「え?保存押したよね?」とつぶやくも無表情の画面・・
「保存」ボタンを忘れたのね?と、再クリックします。「ん?」変わらない。
スクロールして見たら「こんなところにエラーが!?」
(軽くイラッとしますね)

今回のアップデートで、保存できない場合は画面上部に赤いエラーが表示されるため、すぐに気が付いて対応でき自分のミスへの「イラッ」が軽減されます。

まとめ

今月も最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。
おさらいはこちらからお願いします。
▶公式サイト3月アップデート情報はこちら

kintoneユーザーが拡がり、利用チームも拡がり、多種多様な使い方をされるようになっている事は、kintoneファンとして、とてもワクワクして、うれしい事です。
今月のアップデートのようにアプリの管理に制限をかける事もその変化への対応のひとつなのでしょうかね。
こんなじわじわと進化していくkintoneに、気が付いたら「取り残されたー!」となりそうな自分に危機感を覚えたゆで蛙おばちゃんでした。


3月は卒業、卒園の季節ですね。
学校を卒業した後は、卒業するものを自分で決めなきゃなりません。
歳を重ねるたび、それがなかなか難しくなります。
新しい春はそこまで来ています。急がなきゃ!

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