設備点検の報告書をkintoneに登録している場合、点検時の写真を資料として添付することがよくあると思います。しかし、設備の不良箇所の写真を添付しても、どの部分を指しているのか分かりづらいということはありませんか?
弊社が提供している「手書き2プラグイン」を利用することで、撮影した写真に手書きで印や文字を記入し、それを画像としてレコードに保存することができます。
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手書き2プラグインとは
手書き2プラグインはkintone(キントーン)アプリ上で指やタッチペンで文字や絵を描くことができ、書いた内容をkintoneアプリのレコード内に画像として保存するプラグインです。
作業報告書や申込書など紙の署名を必要としている業務を電子化する際、kintoneで管理する場合は署名された紙ファイルをスキャナーでスキャンして画像ファイルとしてアップロード保存する必要があります。しかし、手書き2プラグインを利用することで、タブレット端末やスマートフォン上でkintoneのレコード詳細画面を開き、直接書き込んでもらうことで署名が画像データとしてkintone内に保存することができるようになります。
[建物設備巡回報告書]アプリに手書き2プラグインを設定してみよう
今回は、kintoneアプリストアに用意させている[建物設備巡回報告書]アプリを利用した手書き2プラグインの活用例をご紹介します。
点検作業の写真をkintoneに登録し、写真に直接印や文字を記入して画像として保存することができるようにしたいと思います。
※ここでは事前に「手書き2プラグイン」をkintoneに読み込んでいる想定でご紹介します。
1.kintoneアプリストアにて[建物設備巡回報告書]アプリを検索し、「このアプリを追加」を押下してアプリを追加します。
参考:サンプルアプリを追加する(kintoneヘルプ)

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2.追加したアプリのフォームを編集します。
以下の3つをフォームに追加し、「フォームを保存」を押下します。
・添付ファイルフィールド(手書き画像保存用)
・スペースフィールド(手書きを行うスペース)
・添付ファイルフィールド(元画像保存用)

3.アプリに手書き2プラグインを適用します。
アプリの設定>プラグイン画面にて、手書き2プラグインを追加します。
追加後、歯車マークを押下してプラグイン設定画面を開きます。

4.プラグインの設定を行います。
ライセンスキーを入力し、以下の設定欄にて、手順2でフォームに配置したそれぞれのフィールドを選択します。
・添付ファイルフィールド
・手書き用スペースフィールド
・元画像ファイルフィールド

手書きスペースサイズ、手書きペン初期サイズ、手書きペン初期カラーは必要に応じて設定を行います。
手書きスペースサイズで「カスタム」を選択した場合の最大値は、幅1000px×高さ1000pxです。
設定が完了したらプラグイン設定を保存し、アプリを更新します。
実際の動作
1.レコードを新規作成し、元画像保存用の添付ファイルフィールドに点検時に撮影した写真を添付します。
写真添付後、レコードを保存します。

2.レコード詳細画面に手書きスペースが表示されます。点検時の不良個所に赤ペンで印や文字を記入します。
記入後、「保存」ボタンを押下して手書き内容を保存します。

3.手書き画像保存用の添付ファイルフィールドに手書き画像が保存されました。

保存された手書き画像をクリックすると、通常の画像ファイルと同様に拡大表示やダウンロードも可能です。
画像はpng形式で保存されています。

手書き機能は一つのアプリに複数設定することも可能
手書き機能は一つのアプリに複数設定することもできます。
その場合は、以下の3つのフィールドを必要な分だけフォームに追加し、プラグイン設定画面にて設定を追加します。
・添付ファイルフィールド(手書き画像保存用)
・スペースフィールド(手書きを行うスペース)
・添付ファイルフィールド(元画像保存用)
【アプリの設定>フォーム画面】

【アプリの設定>プラグイン設定画面】

【レコード詳細画面】

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