こんにちは!ジョイゾーの川岸です。
kintone(キントーン)の3月のアップデートで、より便利に使える機能が増えましたのでご紹介したいと思います。アップデート情報の詳細は以下のkintoneサイトをご覧ください。
2024年3月版 主なアップデート
今回アップデートされた内容のうち、以下についてご紹介します。
・デスクトップ通知を利用可能に
・フィールド選択箇所で、テーブル・グループ名が表示されるように
・フィールドに対して重複禁止の設定ができないとき、エラーが発生しているフィールド名が表示されるように
・その他のアップデート:アプリ設定の設定タブ内の画面で線のコントラストを改善
デスクトップ通知を利用可能に
Webブラウザーでkintoneの画面を開いているタブがあるときに「自分宛」通知を受信すると、デスクトップ通知を表示できるようになりました。
※ 現時点ではWindows/macOSのGoogle Chrome、WindowsのMicrosoft Edgeでのみ有効にできます。
※ Webブラウザー、OSの設定で通知を許可する必要があります。
【アップデート前】
今までの通知はkintoneのポータル画面・「通知」ページ・メール・モバイルアプリでプッシュ通知を確認する方法しかなく、すぐに通知に気づくことができませんでした。
【アップデート後】
Webブラウザーでkintoneの画面を開いているタブがあるときに「自分宛」通知を受信すると、デスクトップ通知を表示できるようになりました。これにより、kintone以外の画面を開いて別の作業をしているときでも、デスクトップ通知によって素早く気づくことができ、必要に応じて通知に関する作業をすぐに進めることができます。
▼kintone「個人設定」から設定
フィールド選択箇所で、テーブル・グループ名が表示されるように
アプリ設定のフィールド選択箇所にて表示されるリスト上で、フィールドが所属しているテーブル名やグループ名が表示されるようになりました。
【アップデート前】
リマインダーの条件通知設定などでフィールドを選択する際、テーブル内・グループ内のフィールドかは判別できなかったため、フィールド名などを工夫しておく必要がありました。
【アップデート後】
アプリ設定のフィールド選択箇所にて表示されるリスト上で、フィールドが所属しているテーブル名やグループ名が表示されるようになりました。これにより、フィールドを選択する際にどのフィールドなのか判別しやすくなり、アプリ設定をスムーズに進めることができるようになります。
フィールドに対して重複禁止の設定ができないとき、エラーが発生しているフィールド名が表示されるように
アプリ設定時に、値の重複によりフィールドに対して重複禁止の設定ができない場合、エラーが発生しているフィールド名が表示されるようになりました。
【アップデート前】
例えば、すでに顧客名で同じ名前のレコードが存在している場合、運用途中のアプリの設定で顧客名の「値の重複を禁止する」設定にチェックをいれる。
「値の重複を禁止する」設定にチェックをいれた状態でアプリを更新しようとすると、エラーは表示されるもののどのフィールドの重複禁止ができないかがわからず、思い当たるフィールドのレコードを一つずつ確認する必要がありました。
【アップデート後】
「値の重複を禁止する」設定にチェックをいれた状態でアプリを更新しようとすると、すでに顧客名で同じ名前のレコードが存在しているため、顧客名に「値の重複を禁止する」を設定できないフィールド名が表示されるようになりました。
これにより、どのフィールドでエラーが発生しているのかを素早く特定でき、エラーの対処をより早く・正確に行うことが可能になります。
その他のアップデート:アプリ設定の設定タブ内の画面で線のコントラストを改善
アプリ設定の設定タブ内の画面で、ボタンやフォームなどの線のコントラストを高め、視認性が改善されました。
※2024年1月版のアップデート内容として本ブログにも紹介していましたが、リリースが延期され、2024年3月版にてリリースされました。
おわりに
今回のアップデートではデスクトップ通知が利用可能になりました。
kintone以外の画面を開いていてもデスクトップ通知によって素早く気づくことができるので、別の作業で集中して「通知を見るのが遅れてしまった・漏れてしまった」ということが防げそうですね。ただし、Webブラウザー・OSの設定で通知を許可する必要がありますので、設定漏れにはご注意ください!
弊社では初回開発無料の定額39万円でkintoneアプリを開発する定額型開発サービス「システム39」を提供しております。kintoneの導入やアプリ開発でお困りの方は、お気軽にご相談ください。
*Webでの打ち合わせも可能です。