kintone(キントーン)とメールワイズの連携活用方法

前回ご案内した「kintone(キントーン)とガルーンの連携活用方法」に続き、今回はkintone(キントーン)とメールワイズの連携について書きたいと思います。

メールワイズでは顧客とのメール対応や共有が行える便利なサービスで、メールワイズ上でも顧客情報の管理ができます。
ただ、kintoneとメールワイズ両方を利用している時にせっかくkintoneを使っているのだから、顧客情報はkintoneで一元管理したくなりますよね?

kintoneとメールワイズを連携するプラグインを活用することでそれが実現することができます。

kintoneとメールワイズの連携は弊社の定額制システム開発サービス「システム39」でも相談・設定支援を行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。(初回開発作業無料です!)

kintoneアプリで管理する「顧客管理」アプリから、メール送信

kintone-メールワイズ連携すると、以下のようなことが可能となります。

kintoneで「顧客管理」アプリを作成し、そのデータを元に、メールワイズメールの送信画面を開く
「顧客管理」アプリのデータを元にメールワイズから一斉送信を行う
kintoneで「メール送信テンプレート」アプリを作成し、そのデータをメールワイズの件名/本文の雛形として利用する

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連携設定の流れ

連携を使用するには、以下の流れで設定する必要があります。

STEP1
アドレス帳として使用するアプリのフォームを設定
STEP2
メールテンプレートとして使用するアプリを作成/レコード登録
STEP3
システムにプラグインを追加
STEP4
アプリにプラグインを追加
STEP5
プラグインを設定

STEP1:アドレス帳として使用するアプリのフォームを設定

フォームに「会社名」や「メールアドレス」など必要なフィールドを配置します。
今回は下記の「顧客管理」アプリを利用します。

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次にメールワイズと連携させると設定した場所に顧客とのコンタクト履歴(メール送信や受信など)が表示されることができるため、そのフィールドを設定します。
フィールドは「スペース」フィールドを使い、「顧客管理」アプリのフォーム設定で、コンタクト履歴を表示させたい場所に配置します。

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そして、配置したスペースに「要素ID」を設定します。
要素IDは何を指定しても良いのですが、プラグインの設定時に使用しますので判りやすい名前に設定すると良いかと思います。
今回は、「mail」とします。

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STEP2:メールテンプレートとして使用するアプリを作成/レコード登録

メールの件名や本文のテンプレートアプリとして、新規に下記の必要フォームを設定した「メール送信テンプレート」アプリを作成します。
1レコード1テンプレートとなりますので、レコードを複数登録しておくことで用途に合わせてテンプレートを使い分けることができます。
また、下図のように件名や本文にメールワイズで利用可能な予約後の指定ももちろんOKです。

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STEP3:システムにプラグインを追加

「メールワイズ連携」プラグインをインストールします。
kintoneシステム管理で「プラグイン」を選択すると、「メールワイズ連携」が表示されますので、「インストール」をクリックするだけです。

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STEP4:アプリにプラグインを追加

次に連携するアプリに先ほどインストールした「メールワイズ連携」プラグインを追加します。

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インストールした「メールワイズ連携」プラグインが確認できますね。
チェックして「追加」します。

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STEP5:プラグインを設定

プラグインは追加しただけでは、機能しませんので忘れずにプラグインの設定をします。
STEP1でスペースに設定した「要素ID」(今回は「mail」)を履歴を表示するフィールドに設定し、その他詳細設定をします。

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これで連携設定は完了です。

kintoneの「顧客管理」アプリのレコード詳細からメールワイズと連携してメールを個別配信

宛先にするレコードを開いて、テンプレートを選択し「メールを作成する」をクリックします。

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クリックするとメールワイズ画面へ表示されテンプレートの内容が自動的に挿入されているのが確認できます。
あとは、必要に応じて編集して送信するだけです。

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kintoneの「顧客管理」アプリのレコード一覧からメールワイズと連携してメールを一斉配信

一覧画面で宛先にするレコードを絞り込んで、テンプレートを選択し「メールを作成する」をクリックします。

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先ほどと同様メールワイズが開きテンプレートの値が挿入されていますので確認後、一斉送信するだけでOKです。

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kintoneの「顧客管理」アプリでレコード詳細でコンタクト履歴を確認

コンタクト履歴の設定をしておくとレコード詳細を開いた際にメールワイズを開かかずに該当顧客とのコンタクト履歴が確認できます。
件名をクリックするとメールワイズに飛び詳細の確認もできるので便利ですね、

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