SendGridを利用してメール送信をするときに気を付けること

こんにちは、笹川です。

kintoneで管理している顧客情報をみて、「ここからメール配信したいなぁ」と思ったあなた。調べてみると、メールワイズkMailerといったサービスがあることに気が付いたことでしょう。そこからさらに調べていくと、メールワイズやkMailerと比較されるサービスとして、SendGridというサービスが目に入ったのではないでしょうか?

「このSendGridっていったい何だろう?」と思ったあなたのために、SendGridについて簡単に紹介していきます!便利なところや注意すべきポイントなどをまとめています、是非お役立てください。

弊社では初回開発無料の定額39万円でkintoneアプリを開発する定額型開発サービス「システム39」を提供しております。kintoneの導入やアプリ開発でお困りの方は、お気軽にご相談ください。
*Webでの打ち合わせも可能です。

   kintoneのアプリ開発はこちら <相談無料>    

SendGridとは

SendGrid(センドグリッド)はクラウド型のメール配信サービスです。

アカウントを作成するだけでメールを送信することができ、時間や手間のかかるメールサーバの構築は不要です。予約配信やメール分析など、便利に使える機能が充実しています。

外部連携機能も充実しているため、kintoneのメール配信の連携先としてよく候補に挙がります。

SendGridからはkintoneと連携するプラグインが提供されているほか、M-SOLUTIONSのメール一斉送信プラグインや、ジョイゾーのTransFax連携プラグイン等で利用されています。また、トヨクモが提供するkMailerではメールサーバーとして利用することができます。

さらには、ノーコードでサービスを連携できるiPaaSのYoomとも連携が可能です。もちろん、独自に連携機能を開発することも可能です。

このように便利に使えるSendGrid、ジョイゾーでは業務でも利用しています。

しかし!過去に一度、メールがスパム扱いされて請求書が送れなくなってしまった…という痛い経験があります。それはいったいなぜでしょうか。

共有IPアドレスと固定IPアドレス

実は、当時はメールの送信元のIPアドレスが「共有IPアドレス」だったから、なんです。

IPアドレスが共有ということは、運悪く共有しているアカウントのどれかでスパム行為がされた場合、IPアドレスの評価(レピュテーション)が下がってしまいます。レピュテーションが下がると通信が制限され、メールが届きにくくなります。

IPを自分専用の固定IPにすれば、他者の影響を受けず、自分だけの評価を築くことができます。詳しくはSendGridのヘルプ(固定IPアドレスを利用するメリットは何でしょうか?)をご覧ください。

SendGridの料金プランは「Free」「Essentials」「Pro」の3つがありますが、安定した運用をしたいのであれば、送信元を固定IPにできる「Pro」プランがおすすめです。

安定してメールを配信するために

ただし、固定IPにすれば安心というわけでもないのでご注意を。

いきなり大量のメールを送ると、それはそれで怪しまれ、やはりレピュテーションが低下します。また、間違ったメールアドレスや存在しないメールアドレスに送信し続けても、レピュテーションが低下します。せっかく手に入れた固定IPを自分でダメにしてしまっては、元も子もありません。

メールを配信する前には、少量から始めてだんだんと通数を増やしていくIPウォームアップ、メール配信リストのクリーニングをしっかりと行いましょう。SendGridのヘルプ(大量のメールを一斉配信する前に気を付けることはありますか?)で詳しく解説されています。

そして、配信した後も気を抜かず、不達エラーで返ってきたメール(バウンスメール)をチェックして配信リストをきれいに保つようにしましょう!

ジョイゾーではバウンスの状況をkintoneで管理して再送を防止しています。


対面開発サービス「システム39」では、プロの視点で安定して運用できるシステム提案をしています。気になった方は初回の無料相談をぜひご利用ください。

弊社では初回開発無料の定額39万円でkintoneアプリを開発する定額型開発サービス「システム39」を提供しております。kintoneの導入やアプリ開発でお困りの方は、お気軽にご相談ください。
*Webでの打ち合わせも可能です。

   kintoneのアプリ開発はこちら <相談無料>    

参考

同じカテゴリーの記事