関連レコードフィールドを「1件ずつ」表示できるように 【2023年6月アップデート情報】

こんにちは!ジョイゾーの川岸です。

kintone(キントーン)6月のアップデートで、より便利に使える機能が増えましたのでご紹介したいと思います。アップデート情報の詳細は以下のkintoneサイトをご覧ください。
2023年6月版 主なアップデート

今回アップデートされた内容のうち、以下についてご紹介します。

関連レコードフィールドを「1件ずつ」表示できるように
ユーザー/グループ/組織に「削除済み」表記が追加
ユーザー選択系パーツにおいて文字入力のみで「ログインユーザー」を選択できるように
アプリ貼り付け機能で50件のレコードをまとめて表示できるように
スレッド作成時に自分宛通知を送るかどうかを選択可能に

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関連レコードフィールドを「1件ずつ」表示できるように

今回のアップデートにより、関連レコードフィールド設定ダイアログ内の「一度に表示する最大レコード数」の選択肢に「1」が加わり、最新1件の関連レコードを表示できるようになりました。

【アップデート前】
これまでの設定最小値は「5」であったため、最新1件の関連レコードが表示できればよい場合でも、不要なその他のレコードが同時に表示されていました。

【アップデート後】
「一度に表示する最大レコード数」の選択肢に「1」が加わり、最新1件の関連レコードが表示できればよい場合、不要なその他のレコードが同時に表示されなくなりました。

ユーザー/グループ/組織に「削除済み」表記が追加

今回のアップデートにより、アプリ設定の各種画面において、削除されている「ユーザー」「組織」「グループ」に対して「削除済み」の表記がされるようになりました。

【アップデート前】
削除されたユーザー・グループ・組織は、そのまま設定が残ってしまうため、削除されたかどうかわかりづらく、変更漏れが発生してしまう可能性がありました。

【アップデート後】
削除されたユーザー・グループ・組織には、「削除済み」であることがわかる表記が追加されました。
※アプリ設定のうち、フォーム設定、一覧設定、グラフ設定の画面には対応していませんので、ご注意ください。

ユーザー選択系パーツにおいて
文字入力のみで「ログインユーザー」を選択できるように

今回のアップデートにより、ユーザー選択系のパーツにおいて、文字入力のみで「ログインユーザー」を選択できるようになりました。

【アップデート前】
ユーザー選択パーツにおいて、ユーザーの名前を入力するとユーザー候補が表示がされるが、ログインユーザーは表示されていませんでした。

【アップデート後】
アプリ設定の各種画面や一覧/グラフの絞り込み条件設定などで、「ログイン」と入力すると「ログインユーザー」が候補として表示され、選択できるようになりました。

アプリ貼り付け機能で
50件のレコードをまとめて表示できるように

今回のアップデートにより、ポータルのお知らせ欄やスペース本文の「アプリ貼り付け機能」について、レコード一覧の表示件数の設定値に「20」「30」「40」「50」が加わりました

【アップデート前】
アプリ貼り付けの表示件数設定では、「3」「5」「10」件までしか同時にレコード表示できませんでした。

【アップデート後】
アプリ貼り付けの表示件数設定に「20」「30」「40」「50」の選択肢が加わり、一度に表示できる情報が増えました。(最大50件)

スレッド作成時に自分宛通知を送るかどうかを選択可能に

今回のアップデートにより、スペースのスレッドを作成したことを「自分宛通知」として通知するかどうかを選択できるチェックボックスが追加されました。今後は必要な時のみ「自分宛通知」として通知を送ることができるようになります。

「自分宛通知」とは?
kintoneの通知には、ポータルや通知ページの「すべて」に届く通知と、「自分宛」に届く通知の2つがあります。
スペースを作成したときには、スペースの参加者全員に「自分宛」の通知を受信するなど、通知が送信されるタイミングと宛先が設定されています。
通知について、詳しくはkintoneヘルプをご覧ください。

「自分宛」通知と「すべて」通知の違い
通知が送信されるタイミングと宛先

【アップデート前】
スレッド作成時には必ず、スペース参加メンバー全員に「自分宛て通知」が送信されていました。

【アップデート後】
必要なときのみ「自分宛通知」として通知を送ることができるようになりました。
※デフォルトではオフとなっており、オフの場合は「すべて通知」、オンの場合は「自分宛て通知」として通知されます。

おわりに

今回のアップデートにより、削除されたユーザー・グループ・組織には、「削除済み」であることがわかる表記が追加されました。これにより、部署変更やユーザー変更があった際のプロセス管理設定などの抜け漏れが防げそうです。

kintone内のプロセス管理設定の変更・削除の注意点については別記事にありますので、ご覧ください。

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