kintone(キントーン)の10月のアップデートで、より便利に使える機能が増えましたのでご紹介したいと思います。
アップデート情報の詳細は以下のkintoneサイトをご覧ください。
2022年10月版 主なアップデート
今回アップデートされた内容のうち、以下についてご紹介します。
・レコード一覧画面でカテゴリーの横幅を調整可能に
・アプリ一覧の名前順表示をPC版のスペースポータル・スレッドにも適用
・フォーム設定でテーブル全体の削除ができるように
・反映前の設定変更が存在することを示すバナーを追加
レコード一覧画面でカテゴリーの横幅を調整可能に
今までは、レコード一覧画面でカテゴリー表示エリアの横幅を調整できず、カテゴリの名前が長い場合は自動で折り返しになっていました。
今回のアップデートにより、レコード一覧画面でカテゴリー表示エリアの横幅を調整できるようになり、ユーザー自身で見やすい横幅に調整した上で、カテゴリーを選択できるようになります。
【アップデート前】
カテゴリの名前が長い場合、自動で折り返していました。
【アップデート後】
レコード一覧画面でカテゴリー表示エリアの横幅をドラッグ操作で調整でき、見やすい横幅に変更できるようになりました。
アプリ一覧の名前順表示をPC版のスペースポータル・スレッドにも適用
2022年7月版から提供を進めている、アプリ一覧を名前順で表示する変更が、PC版のスペースポータルやスレッド画面にも適用されました。
また、スペースポータルには、公開された順に表示される「最近公開されたアプリ」、名前順に表示される「すべてのアプリ」の一覧切り替えが、新たに追加されます。
※モバイル版のスペース・スレッド画面は、アプリ名順表示に対応していません。
【アップデート前】
これまでアプリ一覧は、 “新しく公開された順”にアプリが並んでいました。
また、スペースポータルには一覧の切り替えはありませんでした。
左:PC版のスペースポータル 右:PC版のスペーススレッド
【アップデート後】
PC版のスペースポータル・スレッド画面でも、アプリ一覧が”名前順”で表示されるようになりました。
また、スペースポータルには、公開された順に表示される「最近公開されたアプリ」、名前順に表示される「すべてのアプリ」の一覧切り替えが、新たに追加されました。
左:PC版のスペースポータル 右:PC版のスペーススレッド
フォーム設定でテーブル全体の削除ができるように
今までは、フォームからテーブルを削除したい場合は、テーブル内のフィールドを一つ一つ削除していく必要がありました。
今回のアップデートにより、テーブルの歯車アイコンから表示される操作に「削除」が加わり、クリックするとテーブル全体の削除ができるようになりました。
【アップデート前】
テーブルを削除したい場合は、テーブル内のフィールドを一つ一つ削除していく必要があります。
【アップデート後】
テーブルの歯車アイコンから表示される操作に「削除」が加わり、テーブル全体の削除ができるようになりました。
反映前の設定変更が存在することを示すバナーを追加
今までは、未反映の設定変更の有無を判断するには、「アプリを更新」ボタンがクリック可能になっているか否かを確認するという間接的な方法しかありませんでした。
今回のアップデートにより、アプリに反映されていない設定変更がある場合、画面上部にその旨が表示されるようになり、アプリに未反映の設定が存在していることや、反映のためにアプリの更新操作が必要であることを認識しやすくなりました。
【アップデート前】
未反映の設定変更の有無を判断するには、「アプリを更新」ボタンがクリック可能になっているか否かを確認するしか方法がありませんでした。
【アップデート後】
アプリに反映されていない設定変更がある場合、画面上部に表示が出るようになり、アプリに未反映の設定が存在していることや、反映のためにアプリの更新操作が必要であることがわかりやすくなりました。
おわりに
今回のアップデートでは、反映前の設定変更が存在することを示すバナーが追加されました。
アプリに未反映の設定が存在していることがより明確になり、「設定に反映されているかな?」と迷うことがなくなりそうですね!
今後のアップデートも楽しみです。
弊社では初回開発無料の定額39万円でkintoneアプリを開発する定額型開発サービス「システム39」を提供しております。kintoneの導入やアプリ開発でお困りな方は、お気軽にご相談ください。
*Webでの打ち合わせも可能です。
関連記事
- レコードの入力時に、ルックアップ選択ダイアログの列幅を調整可能に【2022年9月アップデート情報】
- レコード変更履歴の「バージョンを戻す」ボタンが戻り先と同じ位置に表示されるように【2022年8月アップデート機能】
- 「すべてのアプリ」一覧がアプリ名順で表示されるように【2022年7月アップデート機能】
- 各ユーザーのアクセス状況を確認可能に【2022年6月アップデート機能】
- システム管理権限がなくても、アプリ作成権限があるユーザーであれば「テンプレートファイルを読み込んで作成」を利用可能に【2022年5月アップデート機能】
- 集計設定で、分類する項目の大項目・中項目・小項目をドラッグ&ドロップで入れ替え可能に【2022年4月アップデート機能】
- ・レコード一覧の絞り込みダイアログで指定されている条件を一括で削除できる機能を追加【2022年3月アップデート機能】
- アプリの条件通知で、プロセス管理の「作業者」を通知先として指定可能に【2022年2月アップデート機能】
- 画像ビューアーで画像の拡大・縮小操作が可能に【2022年1月アップデート機能】