レコードの入力時に、ルックアップ選択ダイアログの列幅を調整可能に【2022年9月アップデート情報】

kintone(キントーン)の9月のアップデートで、より便利に使える機能が増えましたのでご紹介したいと思います。

アップデート情報の詳細は以下のkintoneサイトをご覧ください。
2022年9月版 主なアップデート

今回アップデートされた内容のうち、以下についてご紹介します。

レコードの入力時に、ルックアップ選択ダイアログの列幅を調整可能に
作業者が割り当てられたレコードであれば、常にレコード詳細画面に「現在の作業者」が表示されるように
アプリ一覧の名前順表示をモバイル版のポータル・ナビゲーションメニューにも適用
他の設定内で使用され削除できないフィールドのエラーが「削除ボタン」をクリックしたタイミングで表示できるように

レコードの入力時に、ルックアップ選択ダイアログの列幅を調整可能に

今まではルックアップフィールドの選択ダイアログで、各列の横幅は調整できず、案件名や会社名が長い場合に見づらいということがありました。

今回のアップデートにより、各列の横幅が調整可能になり、一覧の中から取得したいレコードを探索する際に、ユーザー自身で見やすい列幅に広げるといったことができるようになりました。

【アップデート前】
レコードの入力時に、ルックアップ選択ダイアログの列幅を調整は調整できず、案件名が長いものだと見えない部分が発生します。

【アップデート後】
レコードの入力時にルックアップ選択ダイアログの各列の横幅を、ドラッグ操作で調整可能になりました。
これにより、案件名が長く見えない部分が発生していた場合でも、他の列の横幅を変更するなどして、見やすい列幅に調整できます。

作業者が割り当てられたレコードであれば、常にレコード詳細画面に「現在の作業者」が表示されるように

プロセス管理の作業者が割り当てられたレコードであれば常に、レコード詳細画面に「現在の作業者」が表示されるようになりました。
(現在の作業者が「ログインユーザー自身のみの場合」でも、表示されるように)

【アップデート前】
これまでは、作業者がログインユーザー自身1名の場合は、「現在の作業者」が表示されず、作業者に割り当てられていることが認識しにくい状況でした。

【アップデート後】
現在の作業者が「ログインユーザー自身のみの場合」でも、作業者が表示されるようになりました。

アプリ一覧の名前順表示をモバイル版のポータル・ナビゲーションメニューにも適用

2022年7月版から提供を進めているアプリ一覧を名前順で表示する変更が、モバイル版のポータルやナビゲーションメニューにも適用されました。

【アップデート前】
これまでアプリ一覧は、 “新しく公開された順”にアプリが並んでいました。

左:ポータル 右:ナビゲーションメニュー

               

【アップデート後】
モバイル版でも、アプリ一覧が”名前順”で表示されるようになりました。
※お気に入りに登録されているアプリ(ピン留めアイコン)は、これまで通りアプリ一覧の上部に固定して表示されます。

左:ポータル 右:ナビゲーションメニュー

今後、PC版/モバイル版スペース等に表示されるアプリ一覧についても、順次アプリの名前順が適用される予定だそうです。

他の設定内で使用され削除できないフィールドのエラーが「削除ボタン」をクリックしたタイミングで表示できるように

他の設定内で使用され削除できないフィールドのエラーが、削除ボタンをクリックしたタイミングで表示されるようになりました。
※ 他のアプリの関連レコード一覧やルックアップから参照されているフィールド、プロセス管理で使用されているフィールドが対象

【アップデート前】
これまでは、他のアプリの関連レコード一覧やルックアップから参照されているフィールドなどの削除を行ってもフォームの変更は保存できないにも関わらず、フォームの編集が可能でした。
そのため、フォームを保存するタイミングで保存できないことに気づき、他のフィールドの変更内容もあわせて破棄しなければならない場合がありました。

■ルックアップフィールドから参照されているフィールドの場合
(例)
「問合せ管理」アプリ内に「顧客管理」アプリから、電話番号をルックアップフィールドで参照している場合、”電話番号フィールド”を削除してフォームを保存をクリックすると、エラーが表示されました。

【アップデート後】
他のアプリの関連レコード一覧やルックアップから参照されているフィールドを削除しようとしたタイミングで、エラーが表示されるようになりました。そのため、他のフィールドの変更内容に影響を与えることなく、フォームの設定や保存を続けていくことができます。

■ルックアップフィールドから参照されているフィールドの場合 
(例)
「問合せ管理」アプリ内に「顧客管理」アプリから、電話番号をルックアップフィールドで参照している場合、”電話番号フィールド”を削除ボタンをクリックしたタイミングで、エラーが表示されるようになりました。

■関連レコード一覧から参照されているフィールドの場合
(例)
「活動履歴」アプリ内に「案件管理」アプリの関連レコード一覧フィールド「案件に紐付く活動履歴」から一覧表示している場合、「活動履歴」アプリの”商談メモ”フィールドの削除ボタンをクリックしたタイミングで、エラーが表示されるようになりました。

■プロセス管理が設定されているフィールドの場合
(例)
「物品購入申請」アプリでプロセス管理を有効にしている場合、作業者に設定されている”承認者”フィールドの削除ボタンをクリックしたタイミングで、エラーが表示されるようになりました。

おわりに

今回のアップデートでは、プロセス管理の作業者が割り当てられたレコードであれば常に、レコード詳細画面に「現在の作業者」が表示されるようになりました。
現在の作業者が「ログインユーザー自身のみの場合」でも表示されるので、”誰が作業者なのか”がより明確になりますね!
今後のアップデートも楽しみです。

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