リモートワーク歴が長くなってきて引きこもるのがとても得意になってきた(うそです前からです)大門です。
みなさんはkintoneのポータル画面、どんなふうに使ってますか? kintoneアプリを貼り付けたり、ダッシュボード風にグラフを表示したり、よくつかうアプリへのリンクを並べたりと、可能性は無限大なkintoneですよね。
ポータルカスタマイズ?
「JavaScript/CSSでカスタマイズ」はアプリだけでなくkintone全体に適用できるので、言ってみれば以前からカスタマイズ可能だったわけですが 2019年7月のアップデートで公式にサポートされ、カスタマイズ方法やカスタマイズ用のツール、デザインテンプレートも公開されています。
サポートされたポータルカスタマイズは
・ポータルにある「お知らせ掲示板」「通知」「未処理」「スペース」「アプリ」の領域を表示/非表示させる設定ができる
・指定された領域(ポータル画面の上部領域)にオリジナルで作成したHTMLを埋め込むことができる
というのがその全容です。
さてさて、
そもそも「ポータル」っていうのは、「入り口」っていう意味合いになる言葉だそうです。
WEBサイトでいう「トップページ」とかいう位置づけと似ていますかね。
kintoneのポータル画面はまさしく、それぞれのkintone環境にログインして最初に開かれる、kintoneの入り口です。 運用によっては、部署や役職などで使用頻度の高いスペースやアプリが異なるケースも多いですが、それでも入り口はポータルになることがほとんどじゃないかと思います。
kintoneを使用「させる」立場になったときに「忘れずに見てほしい情報」はココに置いておくのが間違いないですよね。
アプリを貼り付けることでkintone内の情報共有はほとんど出来てしまうかもしれませんが、カスタマイズできるという前提に立ってしまうと、欲張りになってしまうのがヒトの性というもので、 もっと使いやすく、もっと効果的に、なんて気持ちはもう止められないですよね。
でも、ちょっと待って下さい。
そのカスタマイズ、どんなカスタマイズですか?
見た目をかっこよくしただけ!
なら、まぁ、いいんです。かっこよかったり、導線が良くなったりするだけでも、kintoneの印象はガラッと変わったりしますよね!
アプリやスペースの一覧をもっと使いやすくしたい!〇〇の状況がわかる地図を表示したい!外部から連携してきた情報をダッシュボードで!
これぞポータルカスタマイズ!って感じですね。
でもね。気をつけてください。あなたのポータル、1日何回アクセスされますか?
なんとなく導線的にポータルに帰りたくなっちゃう
kintoneをしっかり業務に取り込んでいれば、社内メンバー全員必ず朝はログインするところから始まります(よね?)。あとは、スペースやアプリを使って業務をするわけですから、ポータルってそんなに使わないような気がしてしまうかもしれません。
ところが、
・他のスペースやアプリに移動するときにいったんポータルに戻っちゃう
・全体検索をしにいく
などなど、使い込めば込むほど、ポータル画面を開くタイミングっていうのはけっこう多くなるはずなのです。
ポータル自体を見に行こうとしてるわけじゃないのでちょっと忘れがちですが、 入り口として通り過ぎるだけで、そこに施されたポータルカスタマイズは「実行」されます。
仮に、1日に一人あたり10回アクセスするとしても、 100人なら1,000回です。 20日勤務で20,000回 そんなに何回も見に行くわけじゃないから。って作り込んだkintoneアプリへのAPIリクエストは1日制限値の10,000回を軽く超え、GoogleMap APIは20,000リクエストで課金寸前、なんてことは、意外と手軽に起きかねません。
しかも最新情報を保ちたいから定期的に自動リロードなんてした日には。。
はい、有料サービスのAPIであれば想定外の課金が起こりえます。というか起こしちゃったので反省して書いた投稿でした。。
弊社、筆者含めてフルリモートワークしているメンバーが多く、メンバーの在席状況を地図風にkintoneポータルへ表示するカスタマイズをしているのですが、
在席の変更状況をリアルタイムに表示できたらな、と定期的にリロードする形にしてみたのですが、ちょっとリロードしすぎてしまいました。
Anyway、
kintoneポータルのカスタマイズをするときは、ログイン直後は元より、環境内の各アプリからポータルに「戻ってくる導線」のことも考えてあげると、みんなに優しい(お財布にも優しい)ナイスカスタマイズになれるかもしれないですね!
弊社ジョイゾー、そんなカスタマイズやあんなカスタマイズまで対応しております。みんなに優しいkintoneを、カスタマイズ開発やシステム39で目指してまいります!